生活の工夫
一般社団法人 日本認知症本人ワーキンググループ理事 佐藤雅彦
1 予定管理。前日にGoogleカレンダーで、明日の予定を確認して、アラームを設定して、ラインのリマインくんの予定内容を入力します。
2 時間感覚がないので、アラームの指示で動いています。朝は携帯電話のアラームでおきます。食事の時間もアラームで知らせてくれます。夜も、アラームの指示で寝ます。
3 電車に乗って出かける時は、乗り換え案内アプリで、経路を調べ、約束時間の15分前に着くようにしています。電車に乗ったらタイマーをかけ、所要時間で降ります。途中駅はきにしません。
4 洗濯していることを忘れるので、終了時刻にアラームを設定します。
5 疲れるので予定は1日1件としています。
6 使わないものはどんどん捨てる。本当に好きな本だけ残してあとは捨てる。
7 出かける、前日に着てゆく服を決めておく。
8 財布はなくしても困らないように、予備の財布を用意しておく。キャシューカードと財布は別々に管理して、財布を無くしても、現金を下ろせるようにしています。
9 物をなくしても、探すと混乱するので、作るまで待つことにしています。思わぬところうからでてきます。
10 買い物は、財布に小銭がたまらないように、クレジットカードか、suicaで決済しています。
11 Suicaはなくしても良いように、予備を用意しています。
12 電話だと忘れるので、連絡はメールでしています。
13 覚えておきたいことは、ipadにメモしています。ipadでfacebookに投稿して生活に張りを持っています。
14 約束は勘違いがあるといけないので前日に確認のメールを入れます。
15 予定はGoogleカレンダーで管理しています。
16 できないことは、できないと割りきり、人の力を借りています。
17 自立とは、助けてくれるネットワークを持つことだと思っています。
18 ネットで買い物をしています。失った機能を嘆くなのではなく、残された機能に感謝して生きる
19 部屋の鍵はなくすといけないので、紐をつけて首から下げています。
20 支払いは、支払い書をなくすといけないのですぐにいきます。クレジットカードで決済します。
21 疲れるので、連続して予定を入れないようにしています。
22 新しいところうは一人で行けないので、案内人を頼んでいます。
23 名前が出てこないので、知人リストをつくる。
24 本が読めなくなるので、絵本、写真集を用意する。
25 取り越し苦労はしない、問題が起こったら、解決策を考える。あれこれ心配しない。
26 通帳、キャシューカードなど、貴重品は1箇所にまとめておく。
27 自己紹介文を用意しておき印刷して配る。未来は明るいと信じる。
28 出不精なので、週1回出かけるようにする。試練には脱出の道が用意されていると信じる。
29 外食など楽しみをもつ。認知症になっても不便であるが不幸でない。
30 買い置きしてある商品を買ってくるので、買い物には、買ってわいけないものリストを持っていきます。
31 インシュリンを打ったことを忘れるので、お薬カレンダーに針をセットして、針がなけれは打ったとみなす。
32 小さなことにはこだわらずにおおらかに生きる。