認知症の私からあなたへ 20のメッセージ
1 認知症になりたくてなる人はいない。
2「二重の偏見」が私たちの力を奪う。
3 できなくなったことを嘆くのではなく、できることに目を向ける。
4 認知症になっても、新しく覚えられることがある。
5 記憶が消えても、記録は残る。
6 認知症にともなう困りごとは、知恵と工夫で乗りきれる。
7 いまの苦難は永遠に続くのではないと信じる。
8 自分が自分であることは、何によっても失われない。
9 人は、何ができなくとも、価値のある尊い存在である。
10 認知症になると、不便だけれど、不幸ではない。
11 ちょっとした手助けがあれば、いろいろなことが楽しめる。
12「できること」ではなく、「したいこと」をすればいい。
13 一人ひとりの「認知症」がある。
14 私には私の意思がある。
15「してもらう」「してあげる」より、「一緒にしたい」。
16 他人から何かをしてもらおうとするのではなく、他人に何ができるかを考える。
17 私たちは単なる介護の対象ではなく、私たちが形成する社会の一員である。
18 勇気をもって、自分が感じていること、思っていることを伝える。
19 当事者が声をあげれば、世の中は変わる。
20 認知症になっても暮らしやすい社会をともにつくろう。