624日横浜講演内容

 

佐藤雅彦自己紹介

1     岐阜県海津市生まれ現在67歳 川口市在住。

2     趣味  臨床美術による、絵画作成.写真、

山の幸染で染色すること。

3     名城大学 理工学部数学科卒業。

4     中学の数学の教師を経て、システムエンジニアとして勤務。

5     39歳の時、洗礼を受け、クリスチャンになる。

6      51歳とアルツハイマー型認知症と診断される。

7      現在、Zoomで認知症の啓発活動に従事。

8      伝えたいこと

   ・認知症になっても不便であるが不幸でない。

   ・自分の能力を信じて、自分に自信をもって

    生きる。

   ・人の価値はあれができる、これができると言                   

    うような有用性で決めない。

    存在しているだけで素晴らしいと思う。

9      心掛けていること

   ・相手の立場に立って、行動する。

   ・人に親切にする。

   ・生かされていることに感謝して生きる。

 

こう、接してもらいたくない。

1    面倒だと言う理由で 一時しのぎの嘘をつくこと。

2    時間がないと言う理由で、できることまで奪ってさせない。

3    幼児言葉を話す。

4    プライドを傷つける、態度、話し方をする。

5    規則を守らないと言う理由で、差別する。

6    後ろから話しかける、話しかけれていることが認識できないので必ず、正面から、視野にはいった状態で話す。

7     一度に複数の指示を出す。指示は毎回一つ、一つの指示が終わってから次の指示を出す。

8     出来るだけ待たせない。

9     意向を無視しない。

10    怒った態度、不機嫌な態度で接し無い。いつも笑顔で接する。

11    その時の気分で指示を出す、指示に一貫性がない。

12    都合の悪いことは、利用者のせいにする。

13    言い訳ばかりする。失敗したら、やっぱりと言うような色メガネで見る。

14    信頼できない。責任感がない。

15     思いやりがない。失敗をしても、人格を否定しない。適切な助言をする。

16     正直でない。約束を守らない。上から目線で指示をだす。

17     誠意か感じられない。どうせできないと言う態度を取らない。

18     言うことが首尾一貫してない。コロコロ主張が変わる。

19     言っていることと、反対の態度を取る。

20      時間にルーズ。事務的に対応しない、誠意が感じられない。

 

まとめ  嘘をつかない、プライドを傷つける言葉は言わない、不機嫌な態度は取らない。

 

 

 現在の気持ち

1   認知症になったことはしょうがない、自分に自信を持って、元気に楽しく生きてゆく。

2   生かされていることに感謝して生きてゆく。

 ipadを使って、自分の考えを文書にできることに感謝する。

3   失った機能を嘆くのではなく、残された機能に感謝して生きる。

 週3回ディサービスに通えることに感謝する。

4    人に親切にして生きる。自分の能力を信じて生きる。

5   認知症の体験を話し、世の中に貢献する。

6   認知症になっても、不便であるが不幸でないと言うことを伝えていく。

  持っているものに、満足していますので、幸せです。

7   ケアハウスで、3度の食事が出て何不自由ない生活をしているので幸せです。

  現在の生活に満足して、不平不満がない。

  誰にも干渉されないで、自由気ままの生活ができ幸せです。

8   皆さんに助けられ、感謝の気持ちでいっぱいです。

キリスト教信仰があり、死んだら天国に行けると確信していますので将来の心配がありません。 

9   未来ではなく、今を楽しんでいきる。未来は明るいと信じる。

 山の幸染、臨床美術で絵を描き幸せです。毎日が充実しています。

10  取り越し苦労はせずに、問題が起こったらその時解決策を考える。

 問題点を書き出して、解決策を考える能力が残されていることに感謝です。

 

 

困っていること

1      知人の名前が出てこない。

対策   知人リストを作る。

2     睡眠障害を起こし、夜眠れない。夜中に目が覚める。

対策   昼間運動する。眠れなくとも、無理に眠らなく、読書したり、音楽をきたりして過ごす。ラジオを聞く。

3     時間感覚がなく、食事の時間に遅れたり、バスに乗り遅れる。

対策   アラームの指示で動く。

4     予定が覚えられない。

対策   googleカレンダーを使い、予定を管理する。

5      洗濯していたことを忘れる。

対策   洗濯終了時間にアラームを設置する。

6     梅干しを食堂に持っていたり、食べ忘れたりする。ヨーグルトを食べ忘れる。

考え方  細かいことなので気にしない。

7      Ipad の入力ミスが多い。

考え方   細かいことなので気にしない。

8     出かける時、忘れ物が多い。

対策  前日から用意する。

9      寂しく、虚しい。

対策  早めに寝る。

10    何かをする、気力がなくなる。

考え方  そんな時もある、認めて音楽を聞いて過ごす。

11    メールを送ったことを忘れる。

対策  前回送った内容を確認して送る。送ったメールはccで自分にも送る。

12    ものが覚えられない。

対策  ipadでメモする。

13     日付が分からない。

対策  スマホで日付を確認する。

14      外出する時、外出届を出し忘れる。

対策  食事の時 外出届を出す習慣をつける。

15      外出時にスマホを持って出るのを忘れる。

対策 出かける5分前にアラームを設定する。

16      思いついたことをすぐに忘れてします。忘れたことを忘れる。

対策   すぐにipadにメモする。

17     何でも意識しないとできない。例えば、エレベーターの階数を押すのに、指に指令をださないとおせない。

考え方  意識して行えば良い。

18     疲れやすくなった。バスに15分乗っただけで疲れる。

考え方   しょうがないと思う。

19     できないと、やっぱりと言われる。

考え方   気にしない。

20      できないことが多くなった。

 

考え方   できることに着目して生きる。人の力を上手に借りて生きる。